概要
公共職業能力開発施設や矯正施設において技能訓練を指導する場合、職業能力開発推進法に基づく職業訓練指導員の免許が必要になります。123職種ある職業訓練指導員となるには幾つかの方法があり、職業能力総合大学校の指導員養成課程を卒業するか、技能検定の指定級に合格し必要な職歴を有した後に職業訓練指導員講習を受講するか、国家資格を取得後に都道府県が実施する国家試験に合格するか、大学卒業及び高等学校教諭一種免許状に基づいて申請する方法等があります。すべての条件を揃えて住民票のある都道府県に申請し免許証を発行する必要があります。
時期
職業訓練指導員試験は、都道府県によって時期が異なります。東京都の場合は1月の年1回実施されています。
- 東京都:1月
科目
学科試験3科目と実技試験を受験します。
- 指導方法
- 系基礎学科
- 専攻学科
- 実技
国家試験に合格又は国家資格を取得している場合、系基礎学科及び専攻学科と実技が免除され「指導方法」科目のみの受験で良い職種(下記一覧)があります。電子科の場合は第一級陸上無線技術士免許、測量科の場合は測量士試験の合格(登録は必要なし)です。
- 溶接科
- 電子科
- 自動車整備科
- 自動車車体整備科
- 航空機製造科
- 測量科
- ボイラー科
- 電気通信科
- 臨床検査科
- 事務科
- 湾港荷役科
- 介護サービス科
学習
職業訓練教材研究会が発行する標準テキストを使いました。
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12訂版 職業訓練における指導の理論と実際指導方法
職業訓練指導員試験は、都道府県によって内容が異なるようです。筆記試験の「指導方法」科目についても出題方法や解答方法が都道府県ごとに違いがあります。学習は「職業訓練における指導の理論と実際」を一周しました。東京都の場合は全体の6割以上で合格ですが、受験する都道府県それぞれの受験案内を確認しておく必要があります。東京都の場合は出題例が公開されています。
職業訓練指導員試験・免許
対策
「指導方法」科目の問題用紙は回収されたため具体的な内容は公開できませんが、東京都の場合は出題例の通り多肢択一方式で、「職業訓練における指導の理論と実際」の中の各章から満遍なく出題されていました。標準テキストに付属する練習問題集よりも難しく、社会通念上の倫理観で正確に判断する問題や標準テキストの記載内容から細かい知識を問う問題が出題されたので、一通り読み込む必要があります。問題文の正確な読解と妥当なものと妥当でないものの選択が合否を分けると思われます。
公共職業能力開発施設や矯正施設の指導員みならず、高校や大学の実習教員や企業団体で指導員となる方には有用であると考えます。何れかの指導員免許証を取得すると以降「指導方法」科目が免除になりますので、他の領域の免許が取得しやすくなるメリットがあります。
本ページは2026年の情報です。内容は予告なく更新されます。


